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フィルムスキャンのお話し [雑記]

私が一番気になっている35mmフィルムスキャンについて、備忘録として残しておきます。

今回は、自前のCanoscan 9000fとDPE屋さんの業務用スキャナではどの程度差が出るのか?です。
まずは、Fujifilm社製フロンティア(SLP800)で16Baseスキャンした写真がこれです。

フロンティア(補正無し)

上の写真は、補正無しです。
続いて、手持ちのフラッドベッドスキャナCanoscan 9000fにて2400dpiでスキャンした結果です。

Canoscan 9000f_2400dpi

なお、Canoscan 9000fは、スキャン時にSilverfast SE Plus 8で微調整してます。
設定内容としては、以下な感じ。

Negafix:Ilford Delta 400
アンシャープマスキングON
影の濃さ:500
半径:1.0
スレッシュホールド:1.0

フィルムは、NEOPAN PRESTOなんですが、なぜかSilverfastにはPRESTOもACROSもネガフィックスがないので、近い結果が得られそうな「Ilford Delta 400」で取り込んでいます。

どうでしょ?
差は一目瞭然ですよね?

フラッドベッドスキャナは、やっぱりピントが合わないのがネック。
業務用スキャナの方が圧倒的にピントがきてます。
まぁ値段が桁2つ以上違うだろうし、、当たり前か。。

今回お願いしたDPE屋さんの場合、モノクロだと「補正なし」しか選べないので露出を外した写真は、潰れたり飛んだりしちゃいます。
そういう意味では、Canoscanでスキャンした方が露出補正や細かな調整は可能なので有利かもしれません。

正直、画質的にはどっちもどっちなのですが、、、モノクロに限って言えば、Canoscan 9000f > フロンティアだと思います。
シャープなのは明らかにフロンティアですが、「補正無し」なので、露出の補正ができません。
撮ったときにドンピシャな露出で撮れてればフロンティアで十分なのですが、、そんなことはほぼ無いのでCanoscan 9000fの方が微調整ができる面で有利だからです。

ただし、スキャンには相当な時間がかかります。。
スキャンする時間が取れる場合には、自分でスキャンした方が自分好みに修正できるでしょうね。

続いてカラーネガ。

フロンティア(補正あり)

これがフロンティア(補正あり)で16Baseスキャンした結果です。
そして以下がCanoscan 9000fで2400dpiスキャンした結果です。

9000f_2400dpi

設定内容は、以下。

Negafix:Kodak Gold 100
アンシャープマスキングON
影の濃さ:500
半径:1.0
スレッシュホールド:1.0

Canoscanはやっぱりピントがこないことだけが弱点です。。
"だけ"とは書きましたが、これはスキャナとしては、とても大きなアドバンテージです。。(^^;)
ピントがくるかどうかでスキャナの金額は決まるようなものでしょう。。

カラーの場合は、Canoscan 9000f < フロンティアでしょうか。
モノクロとは違い、カラーネガの場合は、DPE屋さんというかフロンティアに任せてもいいかなぁと思います。
自動補正である程度、見れるレベルの補正はしてくれているので。。
それに自分でスキャンする作業を考えると。。。

正直なところ、DPE屋さん(というかフロンティア)は、画質的にあまり満足行くような結果ではありませんでした。
個人的には、業務用スキャナやミニラボ機は、ノーリツ鋼機>>>>>フジフイルムだと思っている人間なので、フロンティアは嫌いです。
ノーリツ鋼機のQSSシリーズは、プリントもスキャンも安定してフィルムの雰囲気が出せている気がしています。

話しは戻って、フィルムスキャンについての私の結論は、「カラーネガは、時間あってもなくてもDPE屋さんの16Baseスキャン」、「モノクロネガは、時間があれば自分でスキャン。時間がない場合は、DPE屋さんの16Baseスキャン」ってことになります。

あくまで私の個人的好き嫌いの見解が含まれてますので、この結論に納得されない方は、ご自分で最善の方法を検討してみてください。(^^;)
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