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フィルムはあと何年残るんだろう? [雑記]

先日のKodakのリバーサルフィルム撤退でフィルムの今後がちょっと心配になりました。
個人的には、あと10年くらいは続けてくれるんじゃないかと根拠のない考えがあったんですが、Kodak製リバーサルフィルムが2012年2月の値上げ後わずか1ヶ月足らずで製造中止。

リバーサルフィルムの製造中止アナウンスの時点で生産を止めていたような素振りを見せているKodakは、「儲からなくなったらすぐやめる」という経営方針を私達に警告してくれたってことでしょうか。
「フィルム使えよ!さもないとカラーネガも白黒もやめちゃうぞ!!」って。

生産終了を発表してから受注分までは製造してくれてもいいじゃない...。(-o-;)
でもまぁ合理主義の塊のような会社なのでそこの部分については、期待を裏切りません(^^;)

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Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Kodak Gold 100

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Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Kodak Gold 100

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Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Kodak Gold 100

デジタルから入った私は、デジタルの良さにも負けないフィルムならではの良さを感じています。
フィルムは必ずしもデジタルに負けているわけではないと思うんですよ。

SNAP!
Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Kodak Gold 100

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Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Kodak Gold 100

SNAP!
Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Kodak Gold 100

色んな要素があると思いますが、私が一番感じるデジタルよりもフィルムの方が優位な点は、「色再現」だと思うんです。

SNAP!
Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Kodak Gold 100

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Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Kodak Gold 100

SNAP!
Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Kodak Gold 100

写真を初めて一番最初に行き当たった壁。
それが、「プリントした時に自分の想像してた色とは全然違った色が出てくる」ってことでした。

デジタル一眼レフで撮影してPC上で色を補正したデータをDPE屋さんに持って行ってプリントしてもらうと、それはもうひどい色で。。
特に原色系の色は、もう別の色のようになってました。

そのプリントに呆然として、それから1年近くはDPE屋さんでプリントしませんでした。
自宅で顔料プリンター使ってせっせと自宅プリントしてました。
それでも、DPE屋さんよりはマシでした。
おそらく誰もが通るであろうデジタルの大きな弱点じゃないでしょうか。

正確な色でプリントしたい場合は、自宅のPC環境をカラーマネジメントなるそれ相応のお金と労力のかかる作業で正確な色が出せる環境にしなければならず、そんなのはプロがやるべきであってアマチュアな私がやるべきではないと、、自分に言い聞かせて我慢してきました。。

SNAP!
Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Fujifilm Sensia III

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Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Fujifilm Sensia III

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Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Fujifilm Sensia III

そんなときに出会ったリバーサルフィルムは、そんな面倒なことをしなくてもすぐに解決してくれました。
写真を撮るだけ。
たったそれだけです。

リバーサルの場合は、現像してあがってきた原版そのものが鑑賞する対象になるので、いちいちプリントしなくていい。
現像したフィルムをライトボックスなどの上に置けば、デジタルを超える色彩情報で見るものを圧倒してくれます。

SNAP!
Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Fujifilm Sensia III

デジタルでは再現できないが、フィルムであれば再現できる色があるのは、事実です。

SNAP!
Leica IIIb / Jupiter-8 50mm F2 / Fujifilm Sensia III

デジタルとフィルムの棲み分けはきっと可能なはず。
私はそう思っています。

現在のフィルム販売数の減少は、フィルムの良さを大衆に対してアピールしてこなかった(これなかった?)メーカーの責任が大きいと思います。(もちろんKodakだけじゃなくFujiも)
大衆への販促とフィルム製品に対する商品・サービスの質の向上を進めてこなかったメーカーが招いたのが、今回のKodak破綻への序章になっているのは間違いないでしょう。

今回の破綻がキッカケでこれまでの株主志向から顧客志向への転換ができたのかな?と期待しましたが、、どうやらKodakは良くない方向に向かって歩み始めたような。。

少なくとも私はそう感じました。。

来年や再来年には、Tri-XやらPortraやらが店頭から消えているなんてこともありえるかもしれません。
そんないつ終わるかわからないフィルムでも、私はこれからも使い続けていきたいなと思います。
フィルムはそんな状況でも使い続けるだけのデジタルとのアドバンテージが存在すると信じています。

まだフィルムを使ったこと無い人も、ぜひフィルムを使って欲しい!
そんな思いでフィルム販促キャンペーン中です(^^;)
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